サブゼロ処理

Sub-Zero / Cryogenic Treatment
Business Area
-196℃の精密制御技術
サブゼロ工程による微細亀裂と残留オーステナイトの除去
サブゼロ処理は、熱処理後の冷却過程で変態しきらずに残った残留オーステナイト(Retained Austenite)を除去し、マルテンサイトを完全に形成させるための超低温処理です。一般的には、液体窒素を用いて-80℃から-196℃まで冷却し、その後、条件応じて一定時間保持します。
SP HEAT TREATMENTは、高硬度・高精度が求められる金型、ベアリング、切削工具、航空宇宙部品などにサブゼロ処理を施すことで、耐摩耗性、寸法安定性、疲労寿命を大幅に向上させます。
特に、高級工具鋼や高速度鋼と組み合わせた場合には、オーステナイトの安定化と炭化物の析出を促進し、より強靭で精密な組織を実現します。
当社は、精密制御が可能なクライオジェニック装置を備えており、通常の焼入れ・焼き戻し工程にサブゼロ処理を加えることで、製品の寸法誤差や変形率を大幅に低減しています。
サブゼロ処理は、単なる熱処理を超え、高機能性金属製品の競争力を高める核心プロセスです。
適用分野

精密機械部品、ベアリング、ローラー

高硬度熱処理工程後
追加安定化が必要な部品

ギア、パンチ、切削工具類

変形・亀裂防止が重要な部品
(航空・自動車)